学問的発展
平成12年から崇城大学環境建設工学科[旧名・熊本工業大学土木工学科]の平田篤夫教授によって、スパイラル杭の活用効果を学問的研究テーマとして扱っていただいております。
同大学敷地内でスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を行い、引抜・押込み試験をはじめ、スパイラル杭の引張強度試験、曲げ強度試験等を実施し、その結果は学会論文にも発表されております。
また、現在は同大学でスパイラル杭の群杭効果についての試験を進めており、建設基礎への適用範囲拡大のため詳細なデータを収集しているところです。
以下は出展論文の一覧です。
◆新たな全面定着型グラウンドアンカー工法の提案((社)熊本県法面保護協会会報-のり面保護-、pp.19-27、2003/1)
◆スパイラル構造体のグラウンドアンカーへの適用に関する基礎的検討(資源素材学会平成15年度春季大会講演概要集、pp.183-184、2003/3)
◆スパイラル構造体のグラウンドアンカーへの適用に関する性能試験(資源素材学会九州支部平成15年度春季例会講演集、pp.16-18、2003/5)
◆スパイラルアンカー工法((社)資源・素材学会、学会誌「資源と素材」119巻8月号、pp.494-495、2003/8)
◆スパイラル構造体のグラウンドアンカーへの適用試験(資源素材学会平成15年度秋季大会講演集、pp.PY-2、2003/9)
◆Dilation stress in borehole induced by a spiral anchor (Proc. 3rd ROCK STRESS 2003 in Kumamoto、pp.499-506、2003/11)
◆スパイラルバーを用いた擁壁基礎の挙動計測 (資源素材学会春季大会、2004/3)
◆スパイラルバーの軸方向抵抗力の算定法(資源素材学会九州支部平成16年度春季例会講演集、pp.3-5、2004/5)
◆地盤補強工法へのスパイラルバーの適用性に関する検討(西日本岩盤工学シンポジウム論文集、pp.91-98、2004/12)
◆地盤との連成挙動に基づくスパイラルバーの軸方向抵抗力算定法に関する研究((社)資源・素材学会、資源と素材8月号、2005/8)
◆Interaction between spiral bar and crushed rock in borehole (2005 East Asia Joint Symposium on Rock Engineering (undnder contribution、2005/8)
◆ねじり加工を施した鋼板による岩盤支保と維持管理法の提案(資源素材学会秋季大会、2005/9)
関連法令及び指針
◆道路構造令の解説と運用 平成16年2月 日本道路協会
◆道路橋示方書・同解説(IV下部構造編) 平成14年3月 日本道路協会
◆道路橋示方書・同解説(V耐震設計編) 平成14年3月 日本道路協会
◆杭基礎設計便覧(改訂版) 平成4年10月 日本道路協会
◆杭基礎施工便覧 平成4年10月 日本道路協会
◆道路照明施設設置基準・同解説 昭和63年12月 日本道路協会
◆道路標識設置基準・解説 昭和62年1月 日本道路協会
◆土木工事安全施工技術指針
◆鋼道路橋・防食便覧
◆土木工事施工管理基準
◆出来方管理基準及び規格値
◆土木工事共通仕様書
◆品質管理基準及び規格値
◆国土交通省土木工事積算基準(H17年度版)
◆道路交通法(運搬時)
◆振動規正法(施工時に関連するが問題なし)
◆騒音規正法(施工時に関連するが問題なし)
特許等
・スパイラル基礎(特許第3836745号)
・支柱及び支柱の基礎(特許第4017922号)
・穴掘り器(特許第4082938号)
・アンカー(特許第411601号)
【NETIS】
・国土交通省新技術提供システム(登録番号QS-020031)
*平成19年を以って期限切れにつき現在は掲載されておりません。
【その他】
・第九回熊本県工業大賞受賞
・第2回ものづくり日本大賞 九州経済産業局賞受賞
・元気なモノ作り中小企業300社2008年度版収載