木との接続
上部構造物が木材の場合の取合い(束柱の場合) ・ログハウスなどの基礎補強 ・デッキの束柱基礎 ・木道の基礎 etc. |
木材束柱との取合いに適しているのは、高ナットが溶接されたスパイラル杭とコの字型の治具を組み合わせる方法です(下図イメージ)。
施工法・特徴についてはコチラをご覧ください。
施工法・特徴についてはコチラをご覧ください。
木材との接続には木ネジを利用することもできます。
準備
スパイラル杭 (直部付高ナット溶接タイプ) |
コの字型治具 (通し穴,底部全ボルト付) |
その他に、固定用ネジ(木ネジ等),打ち込み用のスリット,ボルト固定金具,ハンマーなどをご準備ください。
施工法・特徴
(1)水平な地面のスパイラル打設位置に打設用スリットを設置します。
*スリットは打設中は回転しないように固定してください。
(2)高ナット付のスパイラル杭を打設位置に合わせ、地面から垂直に設置します。
(1)水平な地面のスパイラル打設位置に打設用スリットを設置します。
*スリットは打設中は回転しないように固定してください。
(2)高ナット付のスパイラル杭を打設位置に合わせ、地面から垂直に設置します。
(朱円内拡大図)
(3)高ナットの部分に打設時保護キャップを被せ、杭の垂直を維持したまま頭部にハンマー等で打撃を与え、打ち込みます。
保護キャップの設置 | 打設 |
(4)一番下まで打ち込んだら、保護キャップと打設用の金具を外し(いずれもそのまま平行移動させれば外れます)、上部構造物との取合用のコの字型金具を準備します。
打設完了 | コの字接続金具の準備 |
(5)このとき、あらかじめ六角ナットを治具ボルト部に落とし込んでおきます。
(6)治具ボルト部とスパイラル高ナット部を接続し、回転させながら下げてゆきます。なお、高さと向きの調整はあらかじめ入れておいた六角ナットの位置を調整することで行います。
(6)治具ボルト部とスパイラル高ナット部を接続し、回転させながら下げてゆきます。なお、高さと向きの調整はあらかじめ入れておいた六角ナットの位置を調整することで行います。
(7)所定の位置・高さに調整できたら、ナットをスパナ等でしっかり締め、固定します。
(イメージ図)
本方法だと、設置が比較的簡便な上、スパイラルの特性として基礎が押し込み方向にも引き抜き方向にも同程度抵抗するため、広範囲の木製品に適用可能です。
*イメージ図は接続の一例ですが、取合の工夫によって他のバリエーションの構造物にも適用できます。